並ばせ屋×対談 第一回ゲスト【大崎一万発】さん(第二部)
こんにちは、並ばせ屋編集部です!
パチンコ業界内外で活躍している方と、ホンネの意見交換をする【並ばせ屋×対談】。
第一回目は、パチンコ業界の第一線で活躍し続ける【大崎一万発】@YouTube45647214さんにお越し頂きました。
今回は第二部として、引き続き大崎一万発さんと並ばせ屋山本の対談を皆様にご紹介したいと思います。
第一部をご覧になっていない方はコチラから第一部の様子が見れます!
2人に共通する”視点”とは
そうですよね。偏りが過ぎない痛快な感じ。ユーザーに、店舗に、有益というか。コウモリとは思いませんけど(笑)
都合の良いときだけ打ち手目線になるヤツが多いんですよ。それは嫌ですね。
お店に、「なんでこういうことしてんすか?」「なんでこれ、バネ悪いまま稼働させてるんですか?」って必ずツッコミたいんで。でもそういうことやらない人が多くて、だから僕はそういうライターと一緒にされるの超イヤなんです。
お店に取り入りたい人が多いから(笑)
6号機時代に想う「ライターとは」
今後どうやってお客さんに期待感とか魅力を伝えていけるのかなって、難しくなる。
というと?
ライターさんの仕事って、今はライティングだけじゃなくて動画とかもありますけど、1つの機種をどれだけいろんな角度で楽しめるのかっていうのを伝えていく役割だったじゃないですか。これがものすごく大事だと思うんですよね。
そこが奥深さになって、長期稼働に繋がって…
ここを打ち手、書き手と共に、どこまでホールが一緒になってやれるかなんですよ。
おっしゃるとおりです。
今遊技説明の冊子がコピペじゃないですか。あれ業者のHPからダウンロードし放題なんですが、ほとんどのホールがあれで済まそうとするのでどこも同じ内容で…あれで本当の面白さ分かりますかって話ですよ。
僕らは1機種を大事にしましょうねという考えを原点として育ってきたところがあります。私はクソ台を輝かせるプロとよく言われますけど、私も知らない、一般的には低評価ながら、実は面白いねっていう機種がたぶん沢山あるんだろうと思います。
いまだにあると思う。
打ち込んだら面白いじゃん、みたいな。で、こういうとこが俺に突き刺さっちゃったんだよ、ぜひ体験してよみたいな。仕事の質が今みたいにイベントの日参でね、お金をもらうのがライターだって思ってる若い子ってすごく多いんですけど。
いや本分に立ち返ってくださいよっていうのは、すごい僕も感じるとこですね。
だから逆に言うと、メディアの側もメーカーとの関係性を美しく維持したい、悪いことは言わないと。でも、「いや、これはこうしたら良かったんじゃないか」とか、「これはないよね」っていうのも、同時に僕は必要だと思うんですよね。
コアなファンに刺さってると。僕の関わってるホールさんって、「いやもう月間赤でもいいよ」って、だいぶ増台には踏み切ってるんです。ガラの悪いユーザーが…という懸念をする人がいますけど、そういったユーザーに占拠されるっていうケースは、ほとんどないんですよね。
そのディスクアップ打ちたいがために、夕方からの2~3時間を消費しに行こうという動きもあって、そういう機械の出現を沢山待ってると思います。
でもねやっぱりね、打ち込めば味が出る良い機械でも、バラエティに置いたらパチンコってまるで動かないんで。それを、じゃあ勝負だって少なくとも5台置こうかってなったらお店さんもちょっと二の足踏むっていうか。
パチンコ×パチスロ 向き合い方の違い
何が原因なんですかね?
だから、どういう人たちをターゲットにしていくかっていうのは、メーカーでも試行錯誤中というか。
遊技機の魅力を引き出すライターの技とは
例えばメーカーさんから僕らに遊技機の魅力を説明するんですが、その通りにしにくい事情もあるわけで。
ユーザーに対してメーカーとホールって一緒になって商品を提供している立場なんですけど、メーカーはメーカーの独自の理論でリリースしますし、ホールはホールでリリースされた遊技機に対して、自己都合でもってユーザーに提供する。
どうしてもユーザーに刺さる機種ってすごくもう、フィルターかかってて。
偶然の産物になっちゃう。
メーカーはメーカーでプロダクトのプロですが、ユーザーと接してるのは僕らで、ユーザーに提供するのも僕らであることを忘れるなよと。
その両者が一緒になって作ったものをリリースして、遊びを提案していかないとユーザーの心には刺さらないんですよ。
PB機等で試みが始まってますが、もっと広まってもいい。
特にスロットって、演出のタイミングってあるじゃないですか。なんでMAXBETでキャンセル効いちゃうのとか、熱い演出が、サミー系でよく消えるんですけど、なんで消すのここ?っていう。
ユーザーが気持ちいいポイントをすぐ消しちゃうって意味分かんない。BETボタンなんか流れで押しちゃうじゃないですか。
でも意図があれば逆にそこをポイントとしてユーザーには伝えられるわけですよ。ここで消えちゃうのに注意だけど、ここは熱くなれますよっていうね。メーカーの意図が汲みかねると、面白さが分かんねえってなっちゃう。
たまたま前の機械でこういうことやってたからこれにしただけ、とかめっちゃ多いです。
でもそんな難しくないですよね、たとえば演出のキャンセルタイミングって。なんかやっぱこだわって作ってほしいなって。。
なんで面白いかっていうことですよね。表面上のスペックを真似したりっていうところだけじゃなくて。
じゃあいかにお客さんをつなぎ止めていかなあかんかって、打ち込んでこその面白さだったり、「この開発分かってやってんなー」みたいなモチーフの活かし方であったり、台・演出の見せ方であったりじゃないですか。そこのところを強く、打ち手がいかに楽しめるかという視点から発信していくっていうのね、ものすごく大事なことになると思うんですよ。
出る出ないこの日がどうでこうで、よりも機械の面白さを伝えていける仕事ってのはすごい大事。
他社研究は大いにしてほしいと思うんですよね。
最近のスロットだと初代まどか☆マギカがたぶん一番完成度が高い。
ぜひ^^
―大崎一万発さん、ありがとうございました!
新しい試み【並ばせ屋対談】第一回は大崎一万発さんと、時間を忘れて楽しい時間を過ごすことが出来ました。
これからも、パチンコ業界や並ばせ屋の想い、はたまた業界外の方などと対談していきたいと思います。
次回公開予定は10月度。是非ご覧下さい。
対談:並ばせ屋山本 @narabaseya
ゲスト:大崎一万発 @YouTube45647214
Director・Editor:HMC
Photo:赤メガネ
それでは次回!